雑節二百十日と防災の日(9月1日) 風祭と台風と震災の関係

カレンダーなどで見かける「夏至」や「秋分」は
1年を24等分した「二十四節気」として知られています。

このほかにも「雑節」と呼ばれる暦日があり
「彼岸」や「土用」など9種程の暦日が設けられています。

ここでは、「立春」を起算日として210日目となる
例年9月1日頃、「二百十日」と呼ばれる雑節について
ご紹介していきたいと思います。

また、この暦日と「防災の日」の関係性についてもお伝えします。

Sponsored Links

二百十日は雑節の1つ 暦の話

二十四節気(にじゅうしせっき)」とは
1年を24等分してそれぞれに名前を付けたものであり
2月4日ごろの「立春(りっしゅん)」をスタート地点としています。

二十四節気には「立秋」や「春分」、「冬至」などが含まれますが
近畿地方の一部でタコを食べる「半夏生(はんげしょう)」や
「土用の丑(うし)」でお馴染みの「土用」などは含まれません。

半夏生や土用などは「雑節(ざっせつ)」と呼ばれ
季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた
特別な暦日のことを言います。

一般に9種類ほどあり、
「節分」「彼岸」「八十八夜」「入梅」「半夏生」「土用」
など
が挙げられます。

また、「土用」は夏だけでなくほかの季節にもありますが
「土用=夏」というイメージが定着しています。


二百十日頃の台風襲来を恐れて 風鎮祭

さて、前置きが長くなりましたが、ここからは雑節の1つである
二百十日(にひゃくとおか)」についてご紹介します。

この雑節はその名の通り
立春を1日目として210日目にあたる日のことです。

現在においては、平年なら9月1日
うるう年なら8月31日となります。
また、まれに9月2日になる年もあります。

この日は、八朔(旧暦8月1日)・二百二十日とともに
天候が悪くなる「農家の三大厄日」とされていて
台風襲来に注意が必要な日とされてきました。

そういったことから、奈良県の大和大社の「風鎮祭」
三郷町竜田神社の「風の神祭り」富山県富山市では「おわら風の盆」
などの祭が催されてきました。





しかし統計的には、台風は二百十日から9月下旬にかけて襲来することが多く
二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要があると言われています。

稲穂が出るこの時期に強風が吹くと減収となる恐れがあるため
用心する意味で言われ始めたのであろうと考えられています。


防災の日の由来 1923年の9月1日(二百十日)に「関東大震災」が!

ここからは、二百十日に関する話題について
1つご紹介していきたいと思います。

1923年、偶然この年の二百十日に当たる日(9月1日)に
関東大震災が発生しました。


神奈川県相模湾北西沖で発生した
マグニチュード7.9の大地震は
神奈川県や東京府(現・東京都)千葉県や茨城県などの広範囲に
甚大な被害をもたらしました

死者や行方不明者は約14万人とされていましたが
近年ではデータが修正されて10万5千人あまりとされています。

しかし、甚大な被害であったことには変わりがありません。

そして、1923年の関東大震災が二百十日に起こったことから
1960年には9月1日が
「防災の日」として制定されました。

従来の二百十日と合わせて
災害についての認識と心構えの準備を喚起する日として
各地で防災訓練などが行われるようになっています。

2011年の東日本大震災が起こってからは更に
防災に対する意識が上がってきています。





今年の9月1日には防災訓練に参加したり
備蓄品のチェックなどを行ったりしてはいかがでしょうか?


スポンサードリンク



こんな記事もあります

    None Found

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ