非常持ち出し袋の中身は?最低限必要なものを教えて!
8月や9月は台風が多く発生する季節です。
また、2011年の東日本大震災以降は、防災への意識も高まってきました。
ここでは、家庭で用意しておきたい「防災グッズ」について
選ぶ際のポイントや最低限必要なものについてご紹介します。
また、最近では防災士が監修した防災グッズのセットも売られていますので
そちらの特徴についてもお伝えしていきます。
非常持ち出し袋に入れるものを選ぶ際のポイントは?
台風や地震など、万が一のときに備えて「防災グッズ」を用意しておくことは重要です。
また、2011年3月に起きた東日本大震災以降は
さらに防災意識が上がってきています。
まずは、防災グッズのポイントについて
3つご紹介していきたいと思います。
◇・実体験に基づいた「役立ちグッズ」を用意する
東日本大震災の前後では、防災に関する意識が変わったと言えます。従来は「定番」とされていた防災グッズが
実際には使いにくいというケースも多々ありました。
たとえば、暗闇で役に立つ「懐中電灯」ですが
被災した方々の話では両手が空く「ヘッドライト」の方が良かったそうです。
また、「軍手」よりも「革製の手袋」の方が
怪我防止の観点からはオススメです。
◇・多機能なグッズを用意する
1つの機能しかないものを用意するとたくさんの防災グッズをそろえる必要が出てくるため
収納場所にも困ってしまいます。
「新聞紙」や「ポリ袋」「大きいハンカチ」「レインコート」などは
様々な用途に使うことができるので、ぜひ用意しておきましょう。
◇・「質」にこだわる
防災グッズは、ただ「量を揃えれば良い」というものではありません。万が一のときに自分自身や家族の命を守るため
「質」にもこだわりましょう。
また、家族構成や住んでいる地域によって
防災グッズの内容を加減しましょう。
これら3つのポイントを頭に入れながら、防災グッズを選びましょう。
非常持ち出し袋の具体的な中身のリストはどんなもの?
それでは、具体的にはどのようなものを用意すれば良いかについてまとめていきます。
・現金
・ポリ袋(いろいろなサイズがあると便利)
・ウェットティッシュ
・油性マジック(家族にメッセージが残せる)
・ガムテープ
・ホイッスル
・ロープ
・携帯ラジオ
・ヘッドライト(懐中電灯)
・乾電池
・ヘルメット
・革の手袋(軍手)
・はきなれた運動靴
・着替え
・毛布
・簡易トイレ
・救急セット
・水(2リットル×3日分×人数)
・非常食
・カセットコンロ
こういったものを用意しておくのが良いでしょう。
また、非常用持ち出し袋に入れる場合は
「ちゃんと持てるかどうか」という点も重要です。
30種類の防災グッズがセットになった非常持ち出し袋の商品もある
今まで、必要な防災グッズについてご紹介してきましたがこれらをすべて自分たちで揃えるのは大変だと思います。
最近では、被災者の声を元に防災士が厳選した
「地震対策30点避難セット」という商品も売られています。
こちらは、女性や高齢者にも安心の重量とセット内容で
官公庁にも納入実績があります。
また、グッドデザイン賞を受賞し、テレビや新聞などのメディアにも
多数取り上げられました。

このセットには、先ほどご紹介したような防災グッズが入っていて
さらに「耳栓」や「アイマスク」などといった
避難所生活をした方から要望が多かったアイテムを入れています。
また、すべてのアイテムを入れても持ち出し袋にはスペースがありますので
追加で必要なものを入れることもできます。
こちらは定価が25920円ですが
店舗によっては安く購入することも可能です。
「防災」と一言で表現しても、そこには地震や台風
浸水などさまざまな災害が含まれます。
住んでいる地域によって起こりやすい災害が異なると思いますので
基本をなぞりながらも色々とカスタマイズしてみてくださいね!