保津川下り 予約や料金、コースの詳細は?
「保津川」とは京都府を流れる川の、亀岡から嵯峨嵐山までの区間のことです。
ここでは古くから川下りが行われ、物資の輸送が行われていました。
その後、物資の輸送は衰退していきましたが
観光客を乗せた川下りが盛んに行われるようになりました。
ここでは、保津川の川下りについて、コースや服装、交通アクセス
などについてまとめます。
京都保津川下りの今昔
京都府の中央部、丹波高地から山間をめぐって亀岡市に至り山間の峡谷16kmを流れて嵐山につき、鴨川と合流して淀川に入る
この川の亀岡から嵯峨嵐山までの区間は「保津川(ほづがわ)」と呼ばれ
川下りで全国的に有名です。
もともと、川下りは保津川の水流を利用し、下流にある京都や大阪に
物資を輸送することから始まりました。
これは、長岡京に都があったころから行われていました。
戦後になるとトラック輸送が主流になり
川で物資を輸送することは減っていきました。
しかし、保津川峡谷の自然美は四季を通じて素晴らしいということで
物資輸送ではなく観光客を乗せた川下りが始まっていきました。
現在では年間約30万人の観光客が訪れ
日本だけでなく世界的に有名になっています。
保津川下り コースの名所をご紹介
保津川下りは「亀岡」から「嵐山」までの約16km2時間のコースとなります。
川下りのコースの様子を動画でご覧ください。
ここでは、コース内の名所について少しずつご紹介します。
○・小鮎の滝
保津川の中で唯一、滝の名がある場所です。
高低差が約2mあります。
○・殿の漁場
その昔、丹波亀山のお殿様が魚釣りを楽しんだとされる場所です。
1mを超える鯉もいます。
○・朝日の瀬
川が東に向いて流れていて、山間から最初に朝日が出てくる
といわれている場所です。
○・竿の跡
400年余りの長い年月の間、同じ場所に竿を差すことにより
くぼみが出来ました。
○・綱の跡
約350年間下った船をひき上げる際に綱が岩に擦れて出来た傷跡です。
○・鵜飼の浜
清和天皇が病気療養中に鵜飼を楽しまれた場所とされています。
○・書物岩
本を横に積んだときのような模様が見られます。
○・河鹿(蛙)岩
河鹿カエルにそっくりな岩があります。
○・大悲閣
保津川の開削工事で亡くなった人々を弔うための場所で
現在では境内に本堂と客殿が残るのみとなっています。

このように、川下りの間にはさまざまな場所を通ります。
また、春は桜、夏はツツジ、秋は紅葉、冬は雪の峡谷を見ることができ
どの季節に行っても楽しむことができます。
紅葉がきれいですね。秋の保津川です。
保津川下りの予約や料金は?服装と交通アクセスは?
それでは最後に、保津川の川下りについて集合場所へのアクセスや予約についてまとめていきます。
【予約】
12月~3月9日(冬季)に関しては、個人の方も予約できます。
3月10日からは10名以上から予約することが出来ます。
9名以下の場合は、直接現地窓口で受付を行い
その後乗船する形となります。
ただし、ゴールデンウィークや11月の紅葉シーズンには
人気が集中しますので、乗船できないこともあります。
【服装】
水しぶきが多少かかりますが、服装には制限がありません。
ただし、安全のためライフジャケットの用意をしておりますので
着用をお願いします。
【乗船資格】
年齢制限はなく、3歳以下は無料となります。
ただし、妊婦の場合は自己責任となります。
【料金】
大人4100円、4歳~小学生2700円
【アクセス】
□・公共交通機関
JR亀岡駅から徒歩8分
□・自家用車
京都縦貫道・篠ICから10分
駐車場は100台完備
四季折々の自然が楽しめますので、京都観光の際は
保津川の川下りも楽しんでみてはいかがでしょうか?