麻疹(はしか)とはどんな病気?その予防と対処法

春先から初夏にかけて、
麻疹ウイルスによる急性熱性発疹疾患である
『はしか』が流行します。

はしかは一度感染すれば免疫が持続するとされ、
予防接種も効果的です。

しかし、アレルギー体質の方や妊娠中の方は注意が必要です。

ここでは、はしかの概要や予防接種についてお伝えしつつ、
はしかにかかってしまった場合の
自宅での過ごし方についてもまとめていきたいと思います。

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熱や咳が続く、感染力の高い病気

『はしか』は『麻疹(ましん)』とも呼ばれるウイルス感染症の一種で
麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性疾患です。

感染力が非常に強く
国外では特に東南アジアや中近東
アフリカで多く発生しています。

また、麻疹ウイルスの感染経路としては
空気感染、飛沫感染、接触感染が挙げられます。

免疫を持たない人が感染した場合はほぼ100%発症しますが
一度感染して発症すれば一生免疫が持続すると言われています。

それでは、どのような症状が出たら
はしかと考えられるかについてご説明します。

まず、感染してから約10日後に
発熱や咳、鼻水などの風邪に似た症状が現れます

そして、2~3日熱が続いた後
39℃以上の高熱と発疹が出現します。

肺炎や中耳炎を合併しやすく
患者1000人に1人の割合で脳炎を発症する
と言われています。

かつては小児のうちに感染し
自然に免疫を獲得するのが通常でした。

しかし、近年では大人になってから
感染する例が目立つようになりました。

妊娠中にかかってしまうと
流産や早産を引き起こす可能性があるので注意が必要です。


多くの方に効果的なのが、麻疹ワクチンの予防接種

はしかの流行は毎年
春から初夏にかけて起こります。

はしかを予防するのに効果的なのが
麻疹ワクチンの予防接種です。

また、患者に接触してしまった場合も
72時間以内に予防接種を受けると効果的だ
と考えられています。

また、予防接種をすることにより
95%の人が免疫を獲得することができる
と言われています。

しかし、ワクチンの予防接種によって
副反応が起こる可能性があるので注意が必要です。

もっとも多く見られるのは発熱であり
予防接種を受けた人の約13%が
2週間以内に発熱を来たします。

そのほかには蕁麻疹(じんましん)や
けいれんなども副反応として挙げられ
ごくまれに脳炎や脳症が起こることがあります。

また、このワクチンはニワトリの細胞を用いて製造されていますが
卵そのものを使っているわけではないので
卵アレルギーによるアレルギー反応の心配は
ほとんど無いとされています。

しかし、重度のアレルギーがある場合は
そのほかの成分によってアレルギー反応が起こる危険性もあるので
接種時にはかかりつけ医に相談する必要があります。

また、妊娠中にはしかにかかることの危険性
について先ほどお伝えしました。

はしかにかかったり、予防接種を受けたりしたことがない場合
妊娠前であればワクチンの予防接種で対応できます。

しかし、すでに妊娠している場合は
ワクチンの予防接種を受けることができないので
はしかの流行が起こった場合は外出を極力避け
感染者に近づかないようにするなどの注意が必要となります。


はしかにかかったら、自宅で安静にして治癒を待つ

それでは、はしかにかかってしまった場合の
過ごし方についてご紹介したいと思います。

感染力が高いため、学校保健法において
『はしかにかかったら熱が下がってから3日を過ぎるまでは出席停止』
と定められています。

保育園や幼稚園から専門学校や大学まで
同様の措置が取られ、社会人の場合も同様です。

周りにうつる期間は、症状が出る1日前から
熱が下がった後3日くらいまでとされています。

現在はしかの根本的な治療方法は存在しませんが
家で安静に過ごし一定の期間を経れば
自然治癒するのが一般的です。

病院に行くと、咳止めや解熱剤を処方されます。
市販薬を使わずに、必ず処方薬を飲むのがポイントです。

これらの薬を飲んでもすぐに良くなるわけではありませんが
症状が少しは和らぎます。

また、首の付け根やわきの下など
動脈が通っている部分を
冷たいタオルや氷枕などで冷やすようにすると効果的です。

そして、はしかにかかると高熱が続くので
脱水症状に気をつけましょう。

水やお茶、スポーツ飲料などをこまめに飲むようにします。

食事は消化が良くて柔らかいものがオススメですが
食欲がない場合は水分補給だけでも大丈夫です。

また、熱があるうちは入浴をさけるようにしましょう。

はしかには根本的な治療法はありませんが
予防接種をしっかり受けることで防ぐことができます。

特に、妊娠を計画している方は、
赤ちゃんができる前にはしかの予防について
考えておくことをオススメします。



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