ノロウィルス症状と感染経路

食中毒というと、食品が傷みやすい夏の病気
という認識が多いかと思います。

暑い時期は気を付けても、木枯らしが吹き次第に寒さが増してくると
気が緩む方もいるのではないでしょうか。

ところが、そんな時期を狙って猛威を振るう危険なウィルスがあります。

それがノロウィルスです。

感染した場合の症状や感染経路など
ノロウィルスの正しい知識と予防法を身につけ
ノロウィルスから身を守りましょう。

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ノロウィルスとは

ノロウィルスは、自然界では
主にカキなどの二枚貝の内臓に潜伏するウィルス
です。

抵抗力が大変に強く、外界では1カ月近く生きることができるうえ
低温の環境ではこの生存期間が伸びてしまいます。

更には乾燥にも強い特性を持っており、空気中を飛散することもできます。
これらの理由から、ノロウィルスの発症例は冬場に多く確認されています。

ヒトに感染すると小腸粘膜で増殖し、感染性胃腸炎や食中毒の原因となります。

死に至る例はさほど多くありませんが、非常に重い苦痛を伴い
稀に十二指腸潰瘍を併発することもあるので決して侮れません。

症状が似ていることから、日本ではかつて「お腹の風邪」と呼ばれていました。

日本では2002年8月に発見されましたが
他のウィルスと違い動物培養細胞による増殖実験の方法が見つかっていないため
検査や治療方法の研究が遅れているのが現状です。

特異的な治療方法も未だに確立されていません。

家庭での治療法としては、脱水症状を防ぐため経口補水液やスポーツドリンクを
人肌程度に温めて飲むことが推奨されています。

対症療法として下痢止めを服用する人もいますが
これはウィルスを体内に留める原因になるとの意見もあり
避けるのが賢明だと判断する専門家もいます。


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ノロウィルス 大人の症状と感染経路

ノロウィルスは、感染から発症まで24時間~48時間の潜伏期間を持ちます。

主な症状は、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、38℃以下の発熱があげられ
通常3日ほどで回復します。

また、嘔吐の数時間前に腹部の膨張感やもたれを感じたという例もあります。

症状には個人差があり、通常の風邪程度ですんだため感染に気づかない場合もありますが
一方で免疫力の弱い老人が感染すると症状が長引くことがあり
吐瀉物が喉に詰まることによる窒息や、誤嚥性肺炎による死亡例も報告されています。

感染経路は、水やノロウィルスに汚染された食品
特に生カキなどの二枚貝を経口摂取するケースが多いようです。

また、感染者の便や吐瀉物に接触したり飛散したものによる
接触感染や空気感染の二次被害の例も報告されています。

加えて、感染者が手洗いが不十分な状態で調理することで食品にウィルスが付着し
それが原因となって感染が広がる例もあり

保育園や病院などの給食施設での集団感染では
原因となった食品の特定ができないことが多いのが現状です。

衛生的手洗い方法の動画です。





ノロウィルスの感染予防方法

では、私たちはどうやってノロウィルスから身を守ればよいのでしょうか。

特に効果的な方法は、貝などのウィルスを持っている
危険性が高い食品を十分加熱することです。

ノロウィルスは熱に弱く、85℃~90℃で加熱することで
ほとんどのウィルスを殺すことができます。

ただし、湯通し程度では加熱が足りないので
しっかりと火を通すことが重要になってきます。

また、ノロウィルスは消毒用エタノールと逆性石鹸に対する抵抗が強いため
これらによる消毒はあまり効果がありません。

しかし、水で物理的に洗い流すことは可能なので、水でしっかり手を洗い
その後消毒するという順序を守ることで大きな効果を発揮
します。

生モノに触れる機会が多い調理器具や台所、トイレに設置しているタオルは
塩素系漂白剤で洗浄、消毒する必要があります。

この塩素系漂白剤は、二次感染を防ぐためにも有効です。
嘔吐物が付着した衣類の洗浄や
片づけに使用した用具、雑巾などの消毒に使うとよいでしょう。

また、これらの作業をするときはマスクと手袋を忘れないことも大切です。


消毒液の作り方です。参考にしてください。

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