肺気胸とは?原因と治療

3月31日に東京・新木場STUDIO COASTによって開催予定だった
ロックバンドBUNP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)の
単独公演が延期されました。

その原因は、ボーカルでギターを務める藤原基央
肺気胸」を患ったからだと発表されました。

このニュースは3月20日に公式サイトで伝えられたもので
藤原はすでに手術を終えて復帰に向けて
リハビリに励んでいるそうです。

ここでは、肺気胸という疾患について
概要や治療法などをまとめていきたいと思います。


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いろいろな原因が考えられているが、未だハッキリとはしていない

「肺気胸」とは再発性の高い肺の病気であり
「気胸」や「自然気胸」などとも呼ばれています。

この病気は何らかの原因で肺の膜に穴があき
肺が縮んでしまった状態
のことを指します。

症状としては、突然の胸の痛みや息切れなどとが挙げられます。

症状には大小あり、軽度の場合は軽い痛みで済みますが
重度の痛みの場合は少し歩くだけでも息切れを起こし
安静にしていても息切れする場合もあります。

肺気胸の原因ははっきりとは分かっていません
背が高く痩せ型の若い男性(10代~20代)に起こりやすい傾向がある
とされています。

背の低い方や太った方、高齢者や
女性が発症することも多々あります。

原因としては以下が考えられます。

■・喫煙や運動、猫背などの姿勢や気圧変化などによって
  肺に強い負担がかかったため。

■・成長期の骨の急成長に肺の成長が間に合わずに
  肺が引き伸ばされてしまったため。

■・心的ストレスや睡眠不足などの生活習慣の悪化のため。

どの原因もはっきりとしたことは分かっていません。


肺気胸の診断にはどんな方法があるの?

続いては、肺気胸の診断についてご紹介していきます。

頻繁に息切れなどを感じ
「肺気胸かもしれない…」と感じた場合は
まず内科を受診します。

『内科』と一口に言っても
一般、呼吸器、消化器、循環器、内分泌、神経、血液、老人、心療
などの種類が分かれています。

肺気胸は呼吸器の病気ですので
呼吸器内科がある病院を受診するようにします。

いきなり大病院に行ってしまうと
かなり待たされることがあります。

まずは近くの内科に行き
症状によっては紹介状を書いてもらい
病院を移るという方法がオススメです。

続いては肺気胸の診断方法について
ご紹介していきたいと思います。

基本的にはレントゲンを取って診断することが多いですが
ここでは主なものを4つご紹介します。


    ・聴診

       聴診器を使って
       肺に空気が送られる音がしているかどうかを確認します。
 
       程度が小さい場合は発見しにくい点に注意が必要です。

    ・胸部X線写真(レントゲン)

       血管影を伴わない空虚な領域があった場合は
       肺気胸が疑われます。

    ・胸部CT

       比較的大きなものであれば
       その場所を確認することができます。

    ・胸腔穿刺(せんし)

       注射針など先端のとがった器具を用いて
       胸水の中身を確認します。


こういった方法で肺気胸であると診断された場合は
治療に入ることとなります。


症状の大きさによって、治療法が異なる

最後に、肺気胸の治療について
ご紹介していきたいと思います。

まずは、症状が軽い場合です。

初期段階では無理な姿勢や運動をせず
安静にすることで自然治癒を待ちます。

この方法で治ってしまうこともあります。

軽度の肺気胸の場合は胸部の脇の部分を数ミリ切開し
胸腔ドレナージ術」と呼ばれる吸引を行います。

これは、肺が膨らみやすくするようにするのが目的であるため
根本原因の治療にはほかの手段を使います。

こういった治療法でも効果がない場合
手術」が行われます。

現在では胸腔鏡を使って行われるのが一般的ですが
開胸することもあります。

また、化学熱傷をわざと起こす「胸膜癒着術」を行うと
肺が潰れなくなるため根本治療となり得ます。

しかし、癒着が不十分だと再発の可能性が残ります。

肺気胸は治療したあとも再発を繰り返す場合があり
右側に起こった肺気胸が次は左側に起こるということも多いです。

治療後はしばらく安静が必要です。

飛行機の搭乗スキューバダイビング管楽器演奏などの
気道内に大きく圧力変化をもたらす動きについては
医師の許可を得てから行うほうが良いとされています。

また、喫煙は厳禁であり、咳はできるだけ我慢して
早めに咳止めを服用する必要があります。

1ヶ月程度安定状態が続けば
運動も再開できるようになります。

肺気胸は原因が明らかになっていないため
予防するのも難しいとされています。

息苦しさなどを感じた場合は
早めに呼吸器内科を受診することをオススメします。



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