リーガース(エラチオール)ベゴニアの室内での育て方
冬の室内を飾る花として人気のあるエラチオールベゴニア。
リーガースベゴニアとも言います。
母の日のギフトとして人気の鉢花にもなっているリーガースベゴニア。
あなたもプレゼントされたかもしれませんね。
リーガースベゴニアは、通常のベゴニアよりも、病気に強い品種ですが
それでも手入れに失敗すると、花がぼろぼろ落ちます。
今回の記事では、鉢植えのリーガースベゴニア(エラチオールベゴニア)の
室内での育て方を紹介いたします。
室内で育てるベゴニアの用土と栽培環境について
まず、鉢植えに使用する土については、リーガースベゴニアは水はけのよい土を好みます。
市販の草花用培養土、もしくは、
赤玉土5、腐葉土4、パーライト1の配合土
などを用いるとよいでしょう。
栽培環境について、リーガースベゴニアは、暑さにも寒さにも弱く
25℃を超えると元気がなくなり、最低温度が10℃程度は必要です。
生育適温は20℃前後です。夜間は冷えるので鉢を部屋の中ほどに移動させます。
気温5度以下の温度が続くと枯れます。
また、リーガースベゴニアは、シュウカイドウ科の花なので直射日光が苦手です。
葉焼けを起こさないように、レースのカーテン越しの日光に当てるようにします。
真冬の時期は光量が足りなくなることもあるので
夜間は電気がいつもついている居間などに鉢を移動させます。

ベゴニアの育て方1・肥料と水やりについて
リーガースベゴニアはたくさんの花を咲かせるため、肥料を定期的に与える必要があります。購入後1か月くらいから、液体肥料を10日に1回程度施します。
成育が旺盛な春や秋は多めにやり、成育が遅い夏と冬は少なめが基本です。
化学肥料の場合、チッソ、リン酸、カリウムの割合が
均一に配合されているものがよいでしょう。
植え替えの際の用土には、元肥として緩効性肥料を加えておきます。
水やりについては、底面給水鉢植えの場合は、常に受け皿に水をためておきます。
普通の鉢の場合は、鉢土の表面がよく乾いたら、天気のよい日の午前中に水を与えます。
葉に水がかからないように、葉をめくって水差しで与えます。
葉に水が掛かると葉がグズグズになって枯れてしまいます。
開花期間は水を吸い上げるスピードがとても速くなりますので
水枯れをしないように注意しましょう。
ベゴニアの育て方2・病気と日常管理について
夏には、葉に水浸状の斑点が現れる斑点細菌病がしばしば発生します。この病気は治らないので、発生したら処分するほかありません。
春と秋にはうどんこ病が発生しやすく
湿度の高い時期と冬の低温期には灰色かび病が発生しやすくなります。
花がらは咲き終わったグループごとにこまめに摘み取り
一茎すべて咲き終わったら茎ごと取り除きます。
そのままにしておくと、養分をとられてしまいますし
葉の上に落ちて葉を傷めてしまうからです。
傷んだ葉や花がらをそのままにしておくと、灰色かび病の原因となりますので
花弁の周囲が茶色くなり始めたら早めに摘み取ります。
梅雨時期には株元が蒸れないように1/2以下に切り戻し(剪定・刈り込み)を行って
風通しをよくし病気の発生を予防しましょう。
また古株になると弱って花つきが悪くなるので、
4月~5月に株元から切り戻して植え替えるとよいでしょう。
「エラチオールベゴニアの育て方」の動画です。
リーガースベゴニアの花苗の購入時の選び方や注意点
新葉がしっかりしている、節間が徒長(無駄に長くなること)していない茎が太くしっかりしている苗を選ぶことが一応の基準です。
ただし、節間が徒長していないかどうかといったポイントについては
初心者には判断が難しいものです。
ガーデンショップが花の育て方を良く知っているかどうかを確認して判断しましょう。
安い花苗が棚下の暗い所に置かれていて伸びていたり
古い花が病気になっていたりするようなお店や、
無神経に苗の上から水をかけるようなお店の花苗は信頼できません。
仕入れて時間が経った花苗が綺麗に咲いているようなお店を選んで
買うことをおすすめします。
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