端午の節句に菖蒲湯とは?由来と効能 菖蒲の効果的な入れ方

5月5日の「こどもの日」
男の子の成長を祝う日
です。

小さな男の子がいるご家庭ではこいのぼりや五月人形を飾ったり
ちまきや柏餅を食べたりすることと思います。

菖蒲湯(しょうぶゆ)に入るご家庭も多いと思います。

ただし、菖蒲に似たような植物が多いため
しばし混同されてしまいます。

それらの見分け方などについてもご紹介しながら
菖蒲について掘り下げていきたいと思います。


Sponsored Links

ショウブに似た植物はたくさんある!

菖蒲は5月5日のこどもの日に欠かせない植物ではありますが
似たような植物が3つあるため、混同されやすいです。

まずは、それぞれの特徴についてご紹介していきましょう。


   ・菖蒲(ショウブ)

     サトイモ科ショウブ属の多年草で、池や川に生える単子葉植物の1つです。
     薬草や漢方薬としても用いられています。

     サトイモ科独特の花を株元近くに付けますが、ほとんど目立ちません。
     ショウブ独特の芳香があるのが特徴です。

     葉の様子がアヤメに似ていて、古くは「あやめ」や「あやめ草」
     と呼ばれていたため、昔から混同されてきました。


     syoubu
     以下画像出典「菖蒲写真集」季節の花300



   ・菖蒲(アヤメ) ※ショウブと漢字がまったく同じですが違う植物です。
  
     アヤメ科アヤメ属の多年草で、毒性があります。

     以前はショウブが『あやめ』と呼ばれていたので
     こちらのアヤメは『はなあやめ』と呼ばれていました。

     花びらの元のところに、網目状の模様があるのが特徴です。


     ayame



   ・花菖蒲(ハナショウブ)

     アヤメ科アヤメ属の多年草です。
     花びらの元に黄色い模様があるのが特徴となっています。


     hanasyoubu



   ・杜若(カキツバタ)

     アヤメ科アヤメ属の植物であり
     花びらの元に白い模様があるのが特徴です。


     kakitsubata




このように、菖蒲(ショウブ)以外はすべてアヤメ科に属する植物ですので
花菖蒲や杜若などもまとめて「アヤメ」と呼ぶこともあります。


古くから菖蒲は男子にとって縁起の良い植物とされてきた

ここからはサトイモ科の菖蒲について
掘り下げていきたいと思います。 

こどもの日に欠かせないものの1つであり
端午(たんご)の節句』とともに『菖蒲の節句
などと呼ばれることもあります。

中国では古来より、菖蒲の形が刀に似ていることや
邪気を祓うようなさわやかな香りを持つことから
男子にとって縁起の良い植物とされていました。

そのため、家屋の外壁から張り出した軒(のき)に吊るしたり
枕の下に置いて眠ったりしていました。

日本においても、奈良時代の聖武天皇のころから端午の節句に使われ始め
武士が台頭してからは『尚武』とかけて、用いられていました。

一般庶民が菖蒲湯を楽しむようになったのは
江戸時代に入ってからだとされています。

現代においても、こどもの日に菖蒲湯に入ると
暑い夏を丈夫にすごすことができると信じられています。

風呂の中で菖蒲の葉の鉢巻を締める
その効果はさらに高まるとされています。

実際に菖蒲にはアザロンオイゲノールという精油成分が多く含まれ
腰痛や神経痛を和らげる効果があるとされています。

また、独特の香りがアロマテラピー効果をもたらし
心身ともにリラックスする効果があると期待されています。


お店でしっかり確認して『サトイモ科のショウブ』を買うのが大前提

最後に、家庭で菖蒲湯を楽しむ際の注意点について
まとめていきたいと思います。

ポイントは、『ショウブを買う』ということ。

知識が少ないスタッフから購入すると
間違えてハナショウブなどを買ってしまうことがあります。

しっかりと確認してから買うようにします。

湯に菖蒲を入れる入れ方もさまざまなパターンがあります。
『そのまま入れる方法』と『刻んで入れる方法』についてご紹介します。


   【そのまま入れる方法】

     ■ (1) 菖蒲を10本程度に束ねます。

     ■ (2) 空の浴槽に(1)の菖蒲を入れます。

     ■ (3) 少し高めの42~43℃くらいのお湯を入れます。

     ■ (4) 適度に冷ましてから入浴します。
        ※見た目を楽しんだり、鉢巻にしたりする場合は
         こちらがオススメです。


     syoubuyu


   【刻んで入れる方法】

     ■ (1) 菖蒲の葉を包丁で細かく刻みます。

     ■ (2) 布袋やパックなどで包み、洗面器に入れます。

     ■ (3) 上から熱湯を注ぎ、10分ほど浸けます。

     ■ (4) 抽出したエキスを浴槽に入れます。
        ※精油成分が多いのは根茎部分ですので
         もし見つけたらそちらを購入しましょう。

        ※浴槽にそのまま刻んだ菖蒲を入れると
         詰まりの原因になり掃除も大変ですのでオススメしません。


2つの菖蒲湯の入り方についてご紹介しましたが
いかがだったでしょうか?

私の家は男の兄弟がいないので
なかなか菖蒲湯を目にする機会がありませんでした。

男の子がいる方は、こどもの日にこいのぼりや柏餅に加えて
ぜひ菖蒲湯も用意してみてくださいね!




スポンサードリンク



こんな記事もあります


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ